サウナの外気浴は何分?目安は5〜10分|やり方と椅子の選び方をわかりやすく解説【夏・冬・雨の日の表つき】冷えすぎの注意と外気浴スペースがないときの代わりまで

公開 2026-10-03・更新 2026-10-03・GolfCounter 編集部(ととのい時計 開発チーム)

結論

外気浴は、サウナ→水風呂の後に、屋外の空気の中で座って体を休めることです。時間は5〜10分が目安で、夏や春秋は10分前後、冬は3〜5分と短めにします。水気をふいてから、体を後ろに倒せる椅子に座り、目を閉じてゆっくり呼吸するのが基本です。研究では、サウナの後に休むと心拍数が入る前より低いところまで下がり、リラックスを担う副交感神経の働きが強まることが確かめられています。寒さを感じたら、時間に関係なく室内に戻ってください。

「外気浴って何分くらいすればいいの?」

「冬は寒くて、外に出るのがつらい。どうすればいい?」

サウナと水風呂のあと、外気浴スペースに出てはみたものの、どのくらい座っていればいいのか、寒い日も外に出るべきなのか、迷っている方も多いのではないでしょうか。調べても、外気浴の気持ちいい施設の紹介が中心で、時間や季節ごとのやり方を根拠とあわせて説明したものはあまり見つかりません。そこでこの記事では、サウナの後の休憩中に心拍数や血圧がどう戻っていくかを論文の数値で確かめ、外気浴の時間の目安、椅子の選び方、夏・冬・雨の日の過ごし方を表にまとめました。サウナの記録アプリ「ととのい時計」を作っている開発チームとして、外気浴スペースがない施設での代わり方まで解説します。ぜひ参考にしてください。

すぐ試したい方へ:サウナ室と水風呂の温度、自分の経験から、サウナ・水風呂・休憩の時間とセット数を出す自分に合うサウナ時間診断があります。入り方の全体像はサウナの入り方(何分・何セット)にまとめています。

1. 外気浴とは?サウナの休憩との違い

まずは外気浴がサウナの流れのどこに当たるのかを押さえておくと、時間ややり方の考え方がわかりやすくなります。

外気浴は、サウナで温まり、水風呂で体を冷やしたあとに、屋外の空気に当たりながら座って休むことです。サウナ→水風呂→休憩の3つを1セットとしたときの「休憩」を、屋外でとるのが外気浴だと考えてください。屋内の休憩スペースで休む場合は「内気浴」と呼ばれることもあります。

サウナ好きの間では、外気浴の時間に「ととのう」と呼ばれる感覚が訪れるとよく語られます。体は力が抜けているのに頭はすっきりしている、という感覚です。仕組みはサウナで「ととのう」とはで詳しく解説していますが、ポイントは、この感覚がサウナの中ではなく水風呂の後の休憩中に起きることです。外気浴は「おまけの休憩」ではなく、1セットの締めくくりにあたります。

段階すること時間の目安体の状態
サウナ高温の室内で体を温める5〜12分心拍数が上がり、汗をかく
水風呂かけ水の後、冷たい水で体を冷やす30秒〜2分皮膚の血管が縮み、目が覚める
外気浴(休憩)屋外の空気の中で座って休む5〜10分心拍数が下がり、リラックスに向かう

赤ちゃんの外気浴とは別のものです

「外気浴 いつから」などで出てくる赤ちゃんの外気浴は、新生児を少しずつ外の空気に慣らす育児の言葉です。この記事では、サウナの後に屋外で休む外気浴だけを扱います。

2. 外気浴の効果:休憩中に体で起きていること

外気浴でなぜ気持ちよく休めるのかは、サウナの後の休憩中に心拍数や血圧がどう動くかを測った研究から見えてきます。数字は実験の条件(温度・時間・人数)によるので、「どちらの向きに、どのくらい動くか」の目安として読んでください。

2-1. 心拍数が入る前より低いところまで下がる

サウナの中では、心拍数が大きく上がります。健康な若い男性8人の実験では、80℃のサウナで約60%、100℃では約90%上がりました(Kukkonen-Harjula ら, 1989)。外気浴は、この上がった心拍数が戻っていく時間です。

フィンランドで、心臓や血管の病気の危険因子をもつ93人(平均52歳)が73℃のサウナに30分入り、その後30分休んだ研究があります(Laukkanen ら, 2019)。休憩の終わりの心拍数は平均68拍/分で、サウナに入る前の77拍/分より低くなっていました。さらに心拍のゆらぎ(心拍変動)を調べると、サウナ中は弱まっていた副交感神経の働きが、休憩中に強まっていたと報告されています。

つまり外気浴の時間は、体が「活動モード」から「休息モード」へ切り替わっていく途中にあたります。外気浴で感じる脱力感や眠気は、この切り替えと合っています。

2-2. 血圧が入浴前より下がる(立ちくらみに注意)

サウナの後は、血圧も入る前より下がることが複数の研究で確かめられています。73℃のサウナに30分入った102人の研究では、入浴直後の血圧が平均137/82mmHgから130/75mmHgに下がりました(Laukkanen ら, 2018)。93℃のサウナに25分入った19人の研究でも、サウナ後の血圧は入る前より低い値でした(Ketelhut ら, 2019)。

リラックスにつながる変化ですが、裏を返すと、外気浴の後に急に立ち上がると、ふらついたり立ちくらみが起きたりしやすい状態でもあります。外気浴の椅子から立つときは、いったん座り直してからゆっくり立ちましょう。

2-3. 外気浴だけの休憩と、水風呂を入れた休憩の違い

上位の解説記事ではほとんど触れられていない、新しい研究があります。英国バンゴー大学の研究では、健康な男女16人が85℃のサウナに15分×2回入り、間の10分休憩を「23℃の空気の中だけで休む(外気浴だけ)」場合と「20℃の水に90秒浸かってから同じ空気の中で休む(水風呂+外気浴)」場合で比べました(Owen ら, 2026)。

2回目のサウナの終わり外気浴だけ(23℃・10分)水風呂90秒+外気浴
心拍数125拍/分108拍/分(17拍低い)
体の芯の温度38.03℃37.55℃(約0.5℃低い)
本人の感じ方より暑い暑さがましで、2回目に耐えやすい

23℃の空気だけでは、10分休んでも体の熱が抜けきらず、次のサウナでより強く心拍数が上がっていました。ここからわかるのは、水風呂に入らない人ほど、外気浴を長めにとって体の熱をしっかり逃がすのが理にかなっている、ということです。逆に、水風呂でしっかり冷えた後なら、外気浴はそれほど長くなくても次のセットに進みやすくなります。拡張期血圧(下の血圧)は外気浴だけのほうが低かったという結果もあり、どちらが優れているというより、体への効き方が違うと考えるのがよさそうです。

2-4. よく言われるけれど、確かめられていないこと

外気浴の効果として、ほかにもいろいろな説明を見かけます。研究での位置づけを分けておきます。

よく見る説明研究での位置づけ
休憩中に心拍数が下がり、副交感神経が働く確かめられている(93人の研究など)
サウナの後は血圧が入浴前より下がる確かめられている(複数の研究)
屋外のほうが屋内の休憩よりととのう比べた研究は見当たらない。外の風が涼しく心地よい、という体感の話
外気浴で「自律神経が整う(治る)」言い過ぎ。休憩中の一時的な切り替えは起きるが、乱れが治るという根拠は見当たらない
外気浴で免疫力が上がる確かめられていない

自律神経との関係はサウナと自律神経の関係で、セットごとの心拍の動き全体はサウナの心拍数の目安で詳しく整理しています。

3. 外気浴のやり方5ステップ

外気浴は座って休むだけですが、出る前と座ってからのちょっとした手順で、心地よさと安全性が変わります。水風呂から出たところからの流れです。

  1. 水気をしっかりふく:水風呂を出たらタオルで全身をふきます。濡れたままだと風で体温が奪われやすく、床を濡らして滑る原因にもなります。
  2. ゆっくり外へ移動する:サウナの出入り口や外気浴スペースへの通路は濡れていて滑りやすい場所です。消費者庁の資料にも、サウナを出て露天風呂で涼もうとした際に足を滑らせて転倒した事例が紹介されています(消費者庁, 2024)。
  3. 体を後ろに倒せる椅子に座る:リクライニングできる椅子やインフィニティチェアがあれば、足を上げて寝そべるように座ります。立ったまま休むのは避けます。
  4. 目を閉じて、ゆっくり呼吸する:吐く息を長めにして、肩や手足の力を抜きます。風や鳥の声、肌に当たる空気の冷たさに意識を向けると、余計なことを考えにくくなります。
  5. 5〜10分たったら、水分をとって次へ:寒さを感じる前に切り上げ、座り直してからゆっくり立ちます。セットの合間にコップ1杯ほどの水分をとっておきましょう。

消費者庁の資料では、10分間のサウナ浴で汗が500mL程度出るという報告が紹介されています(消費者庁, 2024)。外気浴の気持ちよさで水分補給を忘れがちなので、ペットボトルを外気浴スペースの近くに置いておくと安心です。

4. 外気浴の時間の目安と、切り上げどき

外気浴を何分にするかは、いちばん多い疑問です。結論から言うと5〜10分が目安ですが、季節やその日の体の状態で調整するのが前提です。

研究で「外気浴は何分が最適」と決めたものはありません。先ほどの研究では休憩を10分とり(Owen ら, 2026)、別の研究では30分の休憩中も心拍数が下がり続けていました(Laukkanen ら, 2019)。つまり、5分程度では心拍数はまだ戻る途中で、長く休むほどゆっくり落ち着いていく、と考えられます。一方で、屋外では季節によって体が冷えすぎることがあるので、気温に合わせて上限を決めるのが現実的です。

場面外気浴の目安理由
はじめての人・1セット目5分前後体の反応を確かめながら。物足りなければ次から延ばす
慣れてきた人・2〜3セット目5〜10分心拍数が落ち着くのを待つ。ととのう感覚はこの時間に来ることが多い
水風呂に入らなかったとき10分前後(暑い季節は長めに)空気だけでは体の熱が抜けにくい(2-3の研究)
冬・風の強い日3〜5分冷えすぎる前に室内へ
最後のセットの後外気浴の後、室内でもう少し休む消費者庁は入浴後、血圧が安定するまで30分ほど休むよう案内

4-1. 長すぎ・短すぎのサイン

時計の数字よりも、体のサインで切り上げどきを決めると失敗しにくくなります。

サイン考えられること次にすること
まだ体がほてる・汗が止まらない休憩が短い、または水風呂の冷えが足りないもう数分座る。次は水風呂を少し長めに
鼓動がまだ速い・息が落ち着かない心拍数が戻りきっていない次のサウナに行かず、もう少し休む
手足が冷たい・鳥肌が立つ・震える冷えすぎすぐに室内へ。温かいシャワーやお湯で温める
気持ちよさが薄れて、ふだんの感覚に戻ったちょうどよい切り上げどき水分をとって次のセットへ

サウナ・水風呂・休憩の時間をまとめて決めたいときは、自分に合うサウナ時間診断で自分の条件に合った配分を出してから入ると迷いません。水風呂の時間の目安は水風呂の入り方と効果で解説しています。

5. 外気浴の椅子の選び方

外気浴の心地よさは、どの椅子に座るかでかなり変わります。施設に置かれている主な椅子の種類と、それぞれの向き・不向きをまとめました。

椅子の種類特徴向いている人・場面
インフィニティチェア(無重力チェア)背もたれを倒すと足が持ち上がり、寝そべる姿勢になる全身の力を抜きたい人。人気が高く空きにくい
リクライニングチェア・デッキチェア背もたれの角度を変えられる。足を伸ばせるものが多いほとんどの人に。インフィニティチェアに近い休み方ができる
背もたれのある椅子座った姿勢で背中を預けられる混雑時。深く腰かけて背中と頭を預ける
ベンチ・段差(背もたれなし)空いていることが多いが、体を支える力が要る短めの休憩に。壁にもたれられる場所を選ぶ
寝転びスペース(ととのい床など)床やマットに横になれる横になりたい人。冬は床からの冷えに注意

体を後ろに倒せる椅子が好まれるのは、首や背中を支える力がいらず、全身の力を抜きやすいからです。また、2-2で見たようにサウナの後は血圧が下がっているので、立ったまま休むより、座ったり横になったりするほうがふらつきの心配も少なくなります。

5-1. 椅子に座るときのコツ

  • 座る前にタオルを敷く:濡れた体で座ると椅子が濡れ、次の人も冷たく感じます。施設のルールに合わせて、座面にタオルを敷くか、座った後にかけ流します。
  • 日差しと風向きで場所を選ぶ:夏は日陰、冬は日なたで風の当たらない位置が快適です。
  • 空いていなければベンチで十分:インフィニティチェアでないとととのわない、ということはありません。椅子を待ってうろうろするより、空いている場所ですぐに座るほうが、休憩の時間を無駄にしません。

6. 季節・天候別の外気浴のやり方(夏・冬・雨の日)

外気浴は屋外で行うので、同じ施設でも季節と天気で過ごし方を変える必要があります。時間の目安と、気をつけたいことを一覧にしました。

季節・天候外気浴の時間過ごし方のコツ注意すること
夏(暑い日)5〜10分日陰の椅子を選ぶ。水風呂はしっかり入って体の熱を逃がす外気が暑く体が冷えにくい。水分補給を多めに。直射日光の下で長く座らない
春・秋(過ごしやすい日)5〜10分いちばん外気浴を楽しみやすい季節。風が心地よく、長めに休める夕方以降は急に冷えることがある
冬(寒い日)3〜5分水風呂は短めにして体の芯の温かさを残す。日なたで風の当たらない場所へ冷えすぎ・震えが出たらすぐ室内へ。濡れた髪や体を必ずふく
雨の日5分前後屋根の下の椅子で。雨音で落ち着ける人も多い床が滑りやすい。屋根のない場所で雨に打たれ続けない
風の強い日3〜5分壁や建物の陰に座る。肩にタオルをかける風があると体感温度が下がり、思ったより早く冷える
雪の日・氷点下短く(数分)外は気分転換程度にして、室内の休憩スペースで休む足元の凍結や雪で滑りやすい。無理に外に出ない

6-1. 夏の外気浴は「冷えにくい」ことを前提にする

気温が高い日は、外の空気で体の熱を逃がしにくくなります。2-3の研究では23℃の空気でも10分では体の熱が抜けきらなかったので、それより暑い真夏の屋外ではなおさらです。夏は水風呂でしっかり冷やしてから外気浴に出る、日陰で休む、水分をこまめにとる、の3つを意識してください。のぼせや頭痛が出る場合は、温まりすぎのサインです。

6-2. 冬の外気浴は「冷やしすぎない」ことを前提にする

冬は逆に、外の空気だけで体がどんどん冷えます。水風呂でしっかり冷えたうえに冷たい外気に長く当たると、休憩中に寒くて落ち着けず、ととのう前に震えが来てしまいます。冬は水風呂を短めにして体の芯の温かさを少し残し、外気浴は3〜5分で切り上げるくらいがちょうどよいことが多いです。冷たい空気を顔に受けながら、体はタオルで覆っておく、という過ごし方も心地よく感じられます。

7. 寒さ・冷えすぎに注意したいサインと対策

外気浴でいちばん起きやすい失敗は、冷えすぎです。気持ちよさの延長で座り続けてしまいがちなので、サインと対策を先に知っておきましょう。

冷えすぎのサイン対策
鳥肌が立つ・体が小刻みに震えるすぐに室内へ。震えは体が熱を作ろうとしているサイン
手足の先が冷たい・しびれる温かいシャワーやお湯で手足から温める。次は外気浴を短く
肌のまだら模様(あまみ)がなかなか消えず、かゆい・痛い水風呂と外気浴の両方を短くする
リラックスできず、早く温まりたいとしか思えないその日は外気浴をやめて内気浴に切り替える

肌のまだら模様は、サウナ好きの間で「あまみ」と呼ばれ、ととのった目印のように語られることもあります。ただ、強いかゆみや痛みを伴う場合は冷えすぎのこともあります。詳しくはサウナのあまみとはを参考にしてください。

外気浴の後、めまい、強い頭痛、胸の痛み、息苦しさを感じたら、無理に次のセットへ進まず、室内で横になって休んでください。消費者庁の注意喚起(2024年6月)は、体調不良・発熱があるとき、重い心臓や肺の病気がある人、食事や運動の直後、飲酒後(二日酔いを含む)はサウナの利用を避け、脳卒中の後の人、心臓の病気や高血圧で治療中の人、妊娠中の人は主治医に確認するよう案内しています。サウナの危険についてはサウナの危険とデメリットでまとめています。

冬場は特に、暖かい室内と冷たい屋外を行き来することになり、体にとっては大きな温度差です。中高年の人や血圧が気になる人は、冬の外気浴を短めにする、無理に外へ出ず内気浴にする、といった選び方をおすすめします。

8. 外気浴スペースがない施設での代わり(内気浴)

街なかの銭湯やジム、ホテルのサウナには、屋外の外気浴スペースがないことも珍しくありません。それでも休憩の役割は室内で十分に果たせます。

2-1で見た心拍数の低下や副交感神経の働きは、「屋外にいるから」ではなく「サウナの後に座って休んでいるから」起きる変化です。屋外と屋内の休憩でととのい方を比べた研究は見当たりません。外気浴スペースがなければ、次のような場所で休む「内気浴」で代わりにしましょう。

休む場所よいところコツ
浴室内の椅子・ととのい椅子水風呂からすぐに移れる湯気の少ない、出入り口や換気扇の近くを選ぶ
脱衣所の手前・ベンチ浴室より涼しく、空気が乾いている体をよくふいてから。施設のルールで使えるか確かめる
休憩室・リクライニングスペースリクライニングチェアで深く休める最後のセットの後に。服を着て体を冷やさないように
窓が開く場所・扇風機の前外気浴に近い風を感じられる風に長く当たりすぎない

室内は外より暖かいので、体の熱が抜けにくい点だけは気をつけてください。水風呂に入らない人が内気浴をする場合は、休憩を10分前後と長めにとるか、ぬるめのシャワーで手足から冷やしてから休むと、次のセットで熱がこもりにくくなります。消費者庁も、水風呂が苦手な人は無理に入らず、サウナ浴と外気浴を交互にするなどの入り方を検討するよう案内しています(消費者庁, 2024)。

9. 休憩中の心拍の戻りで、外気浴を振り返る

外気浴の時間や場所が自分に合っているかは、感覚だけだとわかりにくいものです。休憩中に心拍数がどれだけ下がったかを見ると、外気浴を客観的に振り返れます。

2-1の研究のとおり、休憩中の心拍数は時間をかけて下がっていきます。同じ施設でも、外気浴を5分で切り上げた日と10分休んだ日、夏と冬、外気浴と内気浴とで下がり方を比べると、どの休み方で心拍数がよく落ち着くかが見えてきます。「休憩の終わりに心拍数がまだ高いまま次のサウナに入っている」と気づければ、外気浴を延ばす、水風呂を少し長くする、といった改善につながります。

ととのい時計は、iPhone・Apple Watch・Android で使えるサウナ記録アプリです。高温浴・水風呂・休憩の3つのタイマーがあり、Apple Watch で測った心拍から、温まり・冷え・回復・時間バランスの4つの要素で0〜100の「ととのいスコア」を出します。このうち「回復」は、休憩中に心拍数が落ち着いていったかを見る要素で、外気浴の振り返りにそのまま使えます。セットごとの心拍グラフや履歴、施設名の記録、バッジの機能もあるので、施設ごと・季節ごとの外気浴の違いを残しておけます。

10. 外気浴スペースでのマナー

外気浴スペースは、みんなが静かに休みたい場所です。気持ちよく使うための基本を押さえておきましょう。

  • 体をふいてから出る:床や椅子を濡らさないことが、転倒防止にもつながります。
  • 椅子を長く占有しない:混雑時は1回の休憩ぶんで譲り合います。タオルを置いての場所取りは避けましょう。
  • 大きな声で話さない:外気浴中は目を閉じて休んでいる人が多いので、会話は控えめに。
  • 使った椅子を整える:座面を流す、タオルを回収するなど、施設のルールに従います。

サウナ室や水風呂も含めたマナー全体はサウナのマナーで詳しくまとめています。

11. よくある質問

外気浴は何分すればいい?

5〜10分が一般的な目安です。研究で「何分が最適」と決めたものはありませんが、サウナの休憩を10分とった実験や、30分の休憩中に心拍数が下がり続けた研究があります。夏や春秋は10分前後、冬は3〜5分と短めにし、寒さを感じたら時間に関係なく室内に戻ってください。

外気浴をしないと、ととのわない?

屋外であることは必須ではありません。大事なのは、水風呂の後に座って体を休める時間をとることです。屋外スペースがない施設では、脱衣所の手前や休憩室の椅子で休む「内気浴」でも、心拍数が落ち着いていく変化は同じように起きます。

冬の外気浴で風邪をひかない?

外気浴で風邪をひきやすくなると確かめた研究は見当たりません。ただ、濡れた体で冷たい風に当たり続けると体が冷えすぎ、気持ちよく休めません。冬はタオルで水気をしっかりふき、風の当たらない場所で3〜5分ほどにとどめ、寒くなる前に室内へ戻るのが無難です。

雨の日も外気浴はできる?

屋根のある外気浴スペースなら問題なくできます。雨の日は空気がしっとりして冷たく感じにくい一方、床が濡れて滑りやすくなります。屋根のない場所で雨に打たれ続けると体が冷えやすいので、屋根の下か室内の休憩スペースを選んでください。

外気浴の椅子はどれを選べばいい?

体を後ろに倒せる椅子がおすすめです。足を上げて寝そべれるインフィニティチェアやリクライニングチェアは、全身の力を抜きやすく人気があります。空いていなければ背もたれのある椅子やベンチでも十分です。立ったままの休憩は、血圧が下がっているときにふらつくことがあるので避けてください。

外気浴中に寝てしまっても大丈夫?

短いうたた寝なら大きな問題になりにくいですが、気づかないうちに体が冷えきることがあります。特に冬や風の強い日は、眠くなったら室内に入りましょう。混雑した施設では、椅子を長く使い続けないのもマナーです。

「赤ちゃんの外気浴」とは違うもの?

別のものです。赤ちゃんの外気浴は、新生児を少しずつ外の空気に慣らす育児の言葉です。この記事で扱うのは、サウナと水風呂の後に屋外の空気の中で休む、サウナの外気浴です。

12. まとめ

外気浴は、サウナと水風呂で上がった心拍数を落ち着かせ、体を休息モードに切り替える1セットの締めくくりです。最後にポイントを振り返ります。

  • 外気浴の時間は5〜10分が目安。夏・春秋は10分前後、冬や風の強い日は3〜5分
  • 休憩中は心拍数が入る前より低いところまで下がり、副交感神経が働く(93人の研究)
  • 水風呂に入らない人ほど、外気浴を長めにとって体の熱を逃がす
  • 椅子は体を後ろに倒せるものが理想。立ったまま休まず、ゆっくり立ち上がる
  • 鳥肌・震えが出たら冷えすぎ。時間に関係なく室内へ
  • 外気浴スペースがなければ、室内で座って休む内気浴で十分

次のサウナでは、外気浴は季節に合わせて長さを変えてみてください。休憩中の心拍の戻りを記録しておけば、自分に合う外気浴の長さが見えてきます。サウナの入り方全体はサウナの入り方ガイドで確認できます。