横の動きを減らして縦の力へ— ファウラーの「深いタメ」と10年の進化

ファウラーは175cmの小柄な体で300ヤード超を飛ばします。その源はダウンスイングで作る深いタメで、インパクト直前で解放してスイングスピードを上げます。AIで2013年と2023年のドライバースイングを比較すると、ブッチ・ハーモンのもとでトップの高さが41.3インチから42.8インチへ高くなり、右ヒジの屈曲は50度から74度へとツアーの範囲内に。下半身はコーチのジョン・ティレリーと改革し、インパクトでの骨盤の左への移動は24.4cmから6cmへ大幅に減り、胸の位置も左15.2cmから右2.3cmへ。体の横移動(ホリゾンタル)を減らして縦方向の力(バーチカル)を使うようになり、トータルドライビングは20位まで上がりました。

2026-09-28更新 / 5,979ラウンド分析

PGAツアー 身長175cm ドライバー: コブラ DS-ADAPT X/USTマミヤ Lin-Q Proto V1 6 TX

リッキー・ファウラーのスイング 4つの特徴

1ダウンで作る深いタメ

切り返しでグリップエンドを体から遠ざけるように目標と反対方向へ動かすと、自然に深いタメができます。

2高くなったトップ(41.3→42.8インチ)

ブッチ・ハーモンと取り組んだ変更。以前はフラットで右肩の後方にあったグリップ位置が、ツアー標準に近づきました。

3骨盤の横移動を24.4cm→6cmに

インパクトで左へ流れていた骨盤を、その場で回す動きへ。横移動を減らした分、縦の力が使えます。

4地面反力で腕とヘッドを加速

横ではなく縦に地面を押す。左ヒザの伸展も増え、2023年の復活優勝につながりました。

※ スイングの分析は、ツアー中継・主要ゴルフメディアのレッスン解説で共通して指摘されている特徴を整理したものです。

スイングとクラブセッティングはつながっている

リッキー・ファウラーのスイングの思想は「再現性」です。その思想はクラブにも表れています。 ドライバーはコブラ DS-ADAPT XにUSTマミヤ Lin-Q Proto V1 6 TX。 ドライバーはカーボン(Lin-Q)で飛びと操作、ウェッジはスチール(KBS/Dynamic Gold)で安定を確保。話題のギアを取り入れつつ役割で使い分ける構成です。

パターはL.A.B. Golf DF2.1(ゼロトルク)。直進安定性の高い大型マレットで、ストロークもスイングと同じく「余計な動きを減らす」方向で作られています。

【本題】アマチュアはどこを真似るべきか

タメを作ろうと腕を体に引きつけたり右ヒジを絞ったりすると、逆にほどけてアーリーリリースになります。右手1本の素振りで、ダウンの始動時にグリップエンドを目標と反対方向へ動かしてから振る。これがファウラー流のタメの作り方です。

GolfCounterの実データ

平均121.9

GolfCounterに記録されたアマチュアの平均スコアは121.9(5,979ラウンド)。 このスコア帯で最も効くのは、飛距離アップではなく「曲がらない」「ミスの幅を小さくする」こと。リッキー・ファウラーのスイングが教えてくれるのは、まさにそこです。

① フェースを開かないバックスイングを試す

ハーフウェイバックでフェースがややシャット(下向き)になっているか、スマホで撮って確認。開いていたら、手首を使わず体の回転だけで上げる意識に変えます。

② その場で回る

左右にスウェイしないよう、頭の位置を変えずに回転。ボールとの距離が一定になり、ミート率が上がります。

③ 振り切れるシャフトを選ぶ

トッププロでも軽量シャフトで戦っています。重く硬いシャフトで振り遅れているなら、軽くする方が方向性も飛距離も安定します。

リッキー・ファウラーのスイング・パターに関するよくある質問

ファウラーのスイングの特徴は?

ダウンスイングで作る深いタメと、横移動を減らして縦の地面反力を使う下半身。2023年の改造で骨盤の左移動が24.4cmから6cmに減りました。

ファウラーの飛距離は?

2026年のドライビングディスタンスは306ヤード(75位)。175cmの体格で300ヤード超を飛ばします。

ファウラーのクラブは?

コブラと契約しています。詳しいセッティングはクラブセッティングのページにまとめています。

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