ベタ足で腕主体— 稲見萌寧の「安定した入射角」と復活への改造
稲見の本来のスイングは、インパクトがベタ足でアドレスの形に近く、下半身主導ではなく腕を主体にしたもの。ボールに対して安定した入射角でヒットできることが切れ味鋭いアイアンの精度につながっていました。2023年には腰に負担をかけず正確に打つことを目的にスイング改造を4回実施。「下半身が回りすぎている」ことに気づき、動きを最小限に抑えて本来のフェードを取り戻しました。2026年は「高校生の頃のスイング」への回帰を目指しています。
2026-09-28更新 / 5,979ラウンド分析
稲見萌寧のスイング 4つの特徴
1ベタ足のインパクト
インパクトでかかとが上がらず、アドレスの形に近い。安定した入射角でヒットできる土台です。
2下半身主導ではなく腕主体
コーチの奥嶋誠昭は「手打ち」と表現するほど腕を主体に打つスイング。ボールへの入り方が毎回そろい、アイアンの切れ味を生みます。
3下半身を回しすぎない
2023年の改造で「下半身が回りすぎている」ことに気づき、動きを最小限に。本来の持ち球のフェードが戻りました。
4体に負担の少ないスイングへ
腰痛をスイングで治すという発想で、新コーチと体に負担の少ない形に取り組み中。1つの練習器具が復調のきっかけになったと報じられています。
※ スイングの分析は、ツアー中継・主要ゴルフメディアのレッスン解説で共通して指摘されている特徴を整理したものです。
スイングとクラブセッティングはつながっている
稲見萌寧のスイングの思想は「再現性」です。その思想はクラブにも表れています。 ドライバーはキャロウェイ ELYTE ◆◆◆にThe ATTAS(50、フレックスX)。 ウッドは軽量カーボン(The ATTAS 50g台)で振りやすさと飛び、アイアン・ウェッジはスチール(N.S.PRO 950GH)で安定とフィーリング、と役割で使い分ける構成です。
パターはスコッティキャメロン ファントム X 9.5 プロトタイプ。直進安定性の高い大型マレットで、ストロークもスイングと同じく「余計な動きを減らす」方向で作られています。
【本題】アマチュアはどこを真似るべきか
ベタ足と腕主体は、下半身を使いすぎて軸がぶれる人に効きます。「下半身を回しすぎない」は稲見自身が気づいた改善点で、アマチュアにも多い症状です。腰に痛みがある人は、まず下半身の動きを減らす方向で見直してみてください。
GolfCounterの実データ
平均121.9
GolfCounterに記録されたアマチュアの平均スコアは121.9(5,979ラウンド)。 このスコア帯で最も効くのは、飛距離アップではなく「曲がらない」「ミスの幅を小さくする」こと。稲見萌寧のスイングが教えてくれるのは、まさにそこです。
① フェースを開かないバックスイングを試す
ハーフウェイバックでフェースがややシャット(下向き)になっているか、スマホで撮って確認。開いていたら、手首を使わず体の回転だけで上げる意識に変えます。
② その場で回る
左右にスウェイしないよう、頭の位置を変えずに回転。ボールとの距離が一定になり、ミート率が上がります。
③ 振り切れるシャフトを選ぶ
トッププロでも軽量シャフトで戦っています。重く硬いシャフトで振り遅れているなら、軽くする方が方向性も飛距離も安定します。
稲見萌寧のスイング・パターに関するよくある質問
稲見萌寧のスイングの特徴は?
ベタ足のインパクトと腕主体の打ち方で、安定した入射角を作ること。アイアンの精度がツアー屈指でした。
稲見萌寧はなぜスイング改造した?
腰痛と不調のためです。2023年に4回の改造で「下半身の回りすぎ」を抑え、2026年は高校時代のスイングへの回帰を目指しています。
稲見萌寧のクラブは?
詳しいセッティングはクラブセッティングのページにまとめています。