コンパクトなトップで415ヤード— ラームの「クイックで再現性の高い」スイング
ラームの代名詞は、ドライバーでもピッチショットかと思うほどコンパクトなトップです。バックスイングは肩の高さで終わり、始動から全速力でクイック。足はあまり動かさず上体で打つように見えますが、上半身と下半身の捻転差は大きく、強いねじれの緊張をパワーに変えています。小さなトップと少ないフェースローテーションで再現性を高めつつ、最長415ヤードを飛ばす。「まるでホッケー」と評されるスイングです。
2026-09-28更新 / 5,979ラウンド分析
ジョン・ラームのスイング 4つの特徴
1肩の高さで終わるコンパクトなトップ
ドライバーでもピッチショットのように小さなトップ。振り幅が小さい分、軌道のブレが減って再現性が高まります。アマチュアにお薦めと評されるポイントです。
2始動から全速力のクイックなリズム
ゆったり上げるのではなく、始動から速い。小さなトップからクラブを引っ張り続けることでヘッドを加速させます。
3小さなトップでも捻転差は大きい
トップは小さくても上半身と下半身の捻転差は大きく、強い筋肉の緊張をスイングパワーに変換。最長415ヤードの飛距離の源です。
4フェースローテーションが少ない
コンパクトなトップと合わせてフェースの開閉が少なく、方向性が安定。2026年は欧州ツアー集計で飛距離332ヤードの1位です。
※ スイングの分析は、ツアー中継・主要ゴルフメディアのレッスン解説で共通して指摘されている特徴を整理したものです。
スイングとクラブセッティングはつながっている
ジョン・ラームのスイングの思想は「再現性」です。その思想はクラブにも表れています。 ドライバーはキャロウェイ Quantum Triple DiamondにFujikura Ventus Black 7 X。 ドライバーからウェッジまでXフレックスに統一されており、高いヘッドスピードでも無駄なしなりを抑えることでコントロール精度を最優先にしていることが読み取れます。アマチュアはまず自分のヘッドスピードを計測してから適切なフレックスを選びましょう。
パターはオデッセイ White Hot OG Rossie(2021年から継続使用。Prototype表記あり)。直進安定性の高い大型マレットで、ストロークもスイングと同じく「余計な動きを減らす」方向で作られています。
【本題】アマチュアはどこを真似るべきか
ラームのコンパクトトップは、アマチュアが最も真似しやすい飛ばし屋の形です。オーバースイングで軌道がばらつく人は、トップを肩の高さで止めるだけで方向性が上がり、飛距離も落ちないことが多いです。クイックなリズムは合う人と合わない人がいるので、テンポは自分に合わせて。
GolfCounterの実データ
平均121.9
GolfCounterに記録されたアマチュアの平均スコアは121.9(5,979ラウンド)。 このスコア帯で最も効くのは、飛距離アップではなく「曲がらない」「ミスの幅を小さくする」こと。ジョン・ラームのスイングが教えてくれるのは、まさにそこです。
① フェースを開かないバックスイングを試す
ハーフウェイバックでフェースがややシャット(下向き)になっているか、スマホで撮って確認。開いていたら、手首を使わず体の回転だけで上げる意識に変えます。
② その場で回る
左右にスウェイしないよう、頭の位置を変えずに回転。ボールとの距離が一定になり、ミート率が上がります。
③ 振り切れるシャフトを選ぶ
トッププロでも軽量シャフトで戦っています。重く硬いシャフトで振り遅れているなら、軽くする方が方向性も飛距離も安定します。
ジョン・ラームのスイング・パターに関するよくある質問
ジョン・ラームのトップはなぜ小さい?
振り幅を小さくして軌道のブレを減らし、再現性を高めるためです。それでも上下の捻転差は大きく、パワーは失っていません。
ジョン・ラームの飛距離は?
最長415ヤードの記録があり、2026年の欧州ツアー集計では平均332ヤードで1位。LIVでも平均315ヤード超です。
ジョン・ラームのクラブは?
詳しいセッティングはクラブセッティングのページにまとめています。