ゆったり上げて、トップで止まる— 松山英樹の「運動連鎖」スイング
松山のスイングを象徴するのは、ゆったりとしたバックスイングと、トップでの「間」。一度止まるように見えるトップから、下半身が先行して一気に加速します。スイングコンサルタントの吉田洋一郎は、ワイドスタンスでバランスよく構え、上半身と下半身を連動させてクラブを上げ、体と腕のシンクロを保った適度な大きさのトップから「運動連鎖」が適切に行われていると分析しています。
2026-09-28更新 / 5,979ラウンド分析
松山英樹のスイング 4つの特徴
1ゆったりしたバックスイング
急がずに上げることで、上半身と下半身が連動したまま、体と腕のシンクロを保ったトップに収まります。
2トップで一度止まる「間」
トップで停止するように見える独特の間。軌道を確認しやすく、バックスイング中の違和感に気付いたら修正できるという利点があります。
4ワイドスタンスでバランス重視
広めのスタンスで安定して構え、飛距離と方向性を両立。2026年は飛距離304ヤード(98位)ながらリカバリー率12位と、ショートゲームで補うゴルフです。
※ スイングの分析は、ツアー中継・主要ゴルフメディアのレッスン解説で共通して指摘されている特徴を整理したものです。
スイングとクラブセッティングはつながっている
松山英樹のスイングの思想は「再現性」です。その思想はクラブにも表れています。 ドライバーはスリクソン ドライバーにグラファイトデザイン ツアーAD DI。 松山のセッティング哲学は「信頼を最優先する」こと。15年同じシャフトを使い続け、新モデルを試しても合わなければ迷わず戻す。流行に流されず、自分の感覚に合うものを使い込む姿勢は、ギアを頻繁に替えて安定しないアマチュアにこそ刺さります。
パターはスコッティ・キャメロン。直進安定性の高い大型マレットで、ストロークもスイングと同じく「余計な動きを減らす」方向で作られています。
【本題】アマチュアはどこを真似るべきか
「ゆったり上げる」はアマチュアにこそ効きます。速く上げるほど手打ちになり、トップで体が止まりません。トップの間を作る練習は、素振りで一度止まってから振ることで感覚がつかめます。ただし止めすぎるとリズムを失うので、あくまで「間」程度に。
GolfCounterの実データ
平均121.9
GolfCounterに記録されたアマチュアの平均スコアは121.9(5,979ラウンド)。 このスコア帯で最も効くのは、飛距離アップではなく「曲がらない」「ミスの幅を小さくする」こと。松山英樹のスイングが教えてくれるのは、まさにそこです。
① フェースを開かないバックスイングを試す
ハーフウェイバックでフェースがややシャット(下向き)になっているか、スマホで撮って確認。開いていたら、手首を使わず体の回転だけで上げる意識に変えます。
② その場で回る
左右にスウェイしないよう、頭の位置を変えずに回転。ボールとの距離が一定になり、ミート率が上がります。
③ 振り切れるシャフトを選ぶ
トッププロでも軽量シャフトで戦っています。重く硬いシャフトで振り遅れているなら、軽くする方が方向性も飛距離も安定します。
松山英樹のスイング・パターに関するよくある質問
松山英樹のトップで止まるのはなぜ?
軌道を確認しやすく、バックスイング中の違和感を修正できるためと解説されています。ゆったり上げてトップで間を作り、下半身先行で一気に加速するのが松山のリズムです。
松山英樹の飛距離は?
2026年の米ツアーでのドライビングディスタンスは304ヤード(98位)。飛距離型ではなく、アイアンとショートゲーム(リカバリー率12位)でスコアを作っています。
松山英樹のクラブは?
ダンロップ(スリクソン)と契約。詳しいセッティングはクラブセッティングのページにまとめています。